コロナ後の国際線、出発4時間前に空港へ行かねばならない理由とは?
今日は、コロナ後の国際線の運行が具体的にどのように変化していくのかというのを皆さんにご紹介をします。
まず結論。
これまで搭乗2時間前だった空港到着の推奨時間が、なんと4時間に拡張されることになりました。
といっても、なんでそうなるの?というお声が出ると思うので、理由をお話します。これから話をするのは、私がよく使うCebu Pacific, Philippines Airlinesから今月頭に出たガイドラインを参考にした話になるので、他の国や航空会社によっては、事情が異なる可能性があります。その点はご了承ください。
時間を要するようになった要因なのですが、大きく分けて、健康チェックと行列の撤廃のこの二点につきます。
ではその違いを見ていきましょう。
・マスク着用の義務
・健康チェックの導入
・オンラインチェックイン推奨
・非接触セキュリティチェック
・ソーシャルディスタンス確保
マスク着用の義務
マスクの無いすべての訪問者の空港への立ち入りが不可になるということが、マニラ航空で決まっているようです。
おそらく、どの国にしても、このルールは適用されていくものと思われます。
健康チェックの導入
これまでのように体調が悪い人は名乗り出ね、という甘い対応ではなくなります。
サーマルスキャナーを使用したヘルスチェック、即ち体温測定は必須であり、出発するすべての乗客は、後で必要になった場合の連絡先追跡のために、健康申告フォームに自身の状態を記入する必要があります。
オンラインチェックインが推奨へ
オンラインチェックインは、便利なだけでなく、空港運営の面から見ても極力、列を作らないことにも貢献します。
非接触セキュリティチェック
「例外的な事例や状況」でない限り、物理的な接触や手作業による荷物検査は少なくなる模様。セキュリティチェックは、X線装置、ポータブルスキャナー、ハンドヘルド金属探知機を使用して実施します。
日本ではあまり無いのですが、海外便だと、搭乗客全員に対して出発前に手荷物の中をくまなく捜索されることがありますが、おそらく、それも一旦は撤廃の方向に進む可能性があります。
これは悪くない変更、合理的な変更。
セキュリティチェックがザルにはなる恐れがあるので、事件や事故などには気をつけたいところです。
ソーシャルディスタンス確保
分かりやすいところだと、搭乗ゲートの行列が昔の光景となる可能性があります。
すなわち、搭乗するときには、座席の列番号が呼ばれるまでは椅子で待機しておくという運用に変わるようです。
他にも、空港には様々な行列ができるのですが、各所でソーシャルディスタンスを守るように床のマーカーが徹底されたり、係員が多く配置されることになるでしょう。
という感じで、いくつかの違いを述べてきましたが、これらはニューノーマル、即ちコロナ後に段階的に規制解除をしていくにあたっての新常識になるものと言われています。
もしこの他の細かい違いなどを知りたい方は、情報ソースをはっておくので、ご参考ください。
Source:
https://news.abs-cbn.com/business/05/05/20/heres-how-youll-fly-under-cebu-pacifics-new-normal
https://www.traveldailymedia.com/philippine-airlines-and-airport-to-implement-new-normal-protocol/
https://outoftownblog.com/cebu-pacific-introduces-new-normal-measures-for-contactless-flights/